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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年09月12日

ベークライト愛



更新に久しく間が空いてしまいました。
この1週間、何にもしていなかったわけではありません。
人にも会いましたし、ライブイベントにも行きました。
アイディアやインスピレーションも湧きました。
思わぬ出会いもありました。
ただ、「本当に何もできない日」が3日ほどありました。

僕のお休みは11月末でおしまいです。
この<本当に何にもできない日>を<何かやり遂げちゃった日>とか
<何か思いついちゃった日>に変えて行くことが、今の僕の課題です。

さて、冒頭の写真に戻ります。



「ベークライト」っていうと、10年ちょい前からは「エヴァが暴走したときに注入され、そして固まる謎液体もしくは樹脂」として知られていますが、サバ系やミリ系の人には「あのAKのグリップとかマガジンに使われてるヘンな色のプラスチック」ってな感じで、さらに40代以上のナッツには「ワルサーP38やMP38/40などのグリップに使われていたアレね」なわけです。
ベークライトは、石炭から作られたプラスチックで、植物以外から合成された初めての合成樹脂です。エボナイト(ボーリングの球などに使われています)と間違われたりもしますが、あれはゴムの一種です。
現在ではPVCやナイロンなど石油由来の合成樹脂に取って代わられて、成型品として目にすることはまず無いですが、昔はラジオや時計の筐体や、ボタン、万年筆やコンセントのプラグなど、広く使われていました。あ、いまでもイギリス軍の認識票はベークライト製なんですって。ほかにも、絶縁体として難燃材として、実は電気製品や自動車部品など、見えないところで現役バリバリです。憎いねぇ、ベークライト。

ところが、こんなにエアソフトガンが人気を博し、AK系が脚光を浴びているいま(って、アメリカ時間9.11.の更新でその話題は無いだろ)でも、石油系プラスチックによるベークライトの表現はなんかオザナリです。オレンジぽかったりコゲ茶っぽかったりの単色成形。実銃の再現性では定評のあるGHK(LCTが外装を担当)でさえもこんな感じです。



調整を頼んだ友人が「このグリップヤダなあ・・・」というので、わざわざ実銃用のウッドグリップを探して換装したくらいですからね。

で、<何にも出来なかった日>に自分のWE-Tech製AKM-PMC改・AIMSーPMCを再調整。ストライクアームズさんのリコイルスプリングを組んだり、セレクターを調整したりで絶好調になったんですが、やっぱり適当にやっつけたグリップのベークライト風ペイントが気に入らず、またウツに入るわけです。


で、やり直しました。


なかなかの力作だと思うのですが。キモはラッカーではなくてニスの厚塗りかな。


このキモいツヤです。ミリタリーショーで見る使い込んだモノはもっとマットな感じなのですが、僕が求めているのは「実際に撃たれた(もしかして誰かを狙った)実銃」ではなく、「縁あって僕らを楽しませるために巡ってきたオモチャ」なのです。新品のオプティカルサイトなんかは別ですが、実戦で使用された実銃部品、ってのは、破壊力とか貫通力とかと同じく、僕の求めるものとは逆に位置するものですから。


「なんでAKMに5.45mmのマガジンなのさ?」と訊かれれば「それは<謎>ってことで」と答えるしかありませんが、マガジンはこんな感じです。ニスを厚塗りしたので、あえてリップ付近はトップコートを軽く吹いただけにしてあります。質感の違いが判ると思います。

ふう。<何も出来ない日>が終わった。
いや、終わりません。ここから先は、変態の世界です。ノーマルなみなさんはどうぞお休みください。良い悪夢を!

さて、みなさん、「グロック」って知ってます?(田原総一郎風。あの人も僕と同じくディレクター出身なんですが、朝ナマなんかで「あなた、聖徳太子って知ってます?」とか振って、学者のセンセイをキレさせるセンスは天然なのか。)ポリマー(樹脂)フレームの元祖ですよね。(ホントはH&KのVP-70が元祖っぽいですけど、すでに話が長いので割愛。)グロック社も、もとはプラスチック成形とか、シャベル製造とかの会社だったようですが、もし、石油利権がここまで世界に影響力を及ぼしていなければ(長いのでやっぱり割愛)、ポリマーフレームがベークライト製だったかも知れない!なんて妄想に入ってしまうのは、最近プチ禁酒なんぞしているせいでしょうか。

で、しちゃうんだな。妄想を仮想現実に。


ガストン・グロックが見たら激怒すること請け合いの、ベークライトグリップのG26。


後悔はしてません。さすがマルイ製。よく動く。でもキモい。

キモいといえば!(これが最後です)こんなものをワゴンセールで大量ゲットしてしまいました。


ニューヨークのアーティストが作った冗談フィギュアなんですが、あまりにもヒドい。強引に訳するならば「ゲイ国の逆襲/ホモトルーパー」でしょうか。リンク(ショッピングサイト)を見て、「これが100ドル?」と呆れると思いますが、現物を見たらもっと呆れます。


そいつらが某店のワゴンセールで@200円(税込・笑)で無造作に晒されていたので、全部買ってあげました。
黄色い台紙のヤツなんて、馬場さんで隠さなければ画像UPも出来かねます。
既にトモダチから「欲しい!譲ってくれ!」の声もあがっています。

よかった。ヘンタイは僕ひとりじゃなかったんだ。


  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 23:46Comments(0)カスタム