2013年04月19日
ゼンハイザー!
気分を変えよう、という時にはヘッドフォン/イヤフォンを変えることにしています。
何かを変える、ってことは必然的に外に出ることになりますし
アンプとかスピーカーは経済的負担も大きく、あとからかえってキツくなる。
家ではSTAXのコンデンサ型(ラムダとα)を使っているのですが
これは電源ユニットが要るうえに、音漏れがハンパない。
音楽聴いてても居間のテレビの音が聞こえるくらいですから、逆も然り。
だいいち持ち出せません。
KOSSのPortaProというド定番もなかなか好きなれど、音量控えめでも電車の中では
オッサン(しかも年下)にガンを飛ばされる。これも音漏れがヤバい。
したがってイヤフォン、しかも音漏れの少ないカナル型ってのがベストチョイス。
ただ・・・ヌケが悪いというか、コモる感じなんですよね。
SONYのXBってのを使ってるんですが、低音ブリブリでダンス系にはいいものの
<ドンシャリ>っていうか、ちょっと疲れる音っていうか・・・。
前々から狙っていたのはゼンハイザーのIE80。
カナル型にしてはヌケが良く、さらに低音も十分。
しかも音色がマニュアルで調整できるっていう優れモノ。
なにより「ゼンハイザー」っていう響きがドイツ軍っぽくて無駄にカッコいいです。
でもお高いんでしょう?・・・はい。高いです。
10万円を超える製品も少なくない高級イヤフォンの中ではバンタム級?くらいですが
それでも実勢価格3万円くらい。あ、僕にはいまの僕には高嶺の・・・あれ?
病院帰りのパトロール先、ハードオフで、このSennheiser IE 80が
たったの¥980で売っていたのです。¥9800ではなくて。
JUNK扱いでしたが、中を見せてもらうと右のイヤーパッドを取り付ける筒が
根元から欠損しているのみ。音は出てます。
楽勝です。こんなパイプはアルミだろうがABSだろうが部屋にいくらでもある
っていうDIYオヤジなもので。大抵のヒビや欠けはタミヤのエポキシパテでfix。
アルミパイプを切り、ヤスリをかけ、パテで埋めるだけのカンタンなお仕事です。
・・・カンペキです。イヤーパッド着ければもうJUNKには見えません。
いいですよコレ。低音も自然だし、目を閉じるといろんなところから音が出てくる感じ。
ベースのブリブリ感やパーカッションやハイハットの音が鮮やか。
イヤーパッドが材質形状大きさ別に10種類も付いてるからいろいろ試すのも楽しい。
そして、専用ケースがかなり良いのです。予備パッドもコードもスッキリ。
しかし問題が・・・iPhone5直結だと<鳴りきらない>のです。
ポータブルヘッドフォンアンプにつなぐと露骨に音が良くなる。響くし抜ける。キラキラする。
やはりiPhoneはオーディオ機器としては作られていないなあ、と再確認。
外に出るのは楽しくなったけど、また荷物が増えてしまいました。