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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年01月28日

100均でお通じがスッキリ!



いやさ、またまたヒドいタイトルである。正確に書くと
「購入以来15年以上、直せども直せども1ゲームたりとも弾が出なかった(お通じが無かった)TOPのMINIMIが
100均エアガンカスタムで得たノウハウで
あっけなくスッキリ快調になった」

・・・ということです。

今日まで、あらゆるTOP M249 MINIMIとの闘争の歴史は、暗黒の歴史である。
(・・・この言い回しはカール・マルクスの「共産党宣言」を引用し[そしてテッテー的に茶化した]
THE STALIN『先天的労働者階級』へのささやかなオマージュです。興味ある方は以下をBGMにどうぞ。)


それはまだ旧SAS城山フィールド(当時は相模原オールスターズ)がOPENして間もない頃のことでしたから、まあ、15〜6年前のこととしておきましょう。
電動64式小銃やM60といった個性的な電動ガンをリリースしていたTOPこと(有)ヨシトモがMINIMIをリリースするという情報が、ミリタリー各誌を賑わせました。もちろんベタ褒めです。(どうなんでしょう、今も変わらぬこのやり切れない感じ。)
「今も昔もアタッカー」の僕が、何を、誰を支援しようかと思ったのかは定かではありません。しかし、TOPの大メーカー(って、東京マルイしかないでしょ)には出来ないモノ作りにこだわるアナーキーな姿勢が、エキセントリックな番組を在京キー局ではない独立U局で制作していた僕をなんだか惹き付けました。
当時、町田に住んでいた僕は、いまはもう無い「モスキート」というガンショップに予約を入れます。(良いお店でした。試射してから買えるなんて、当時はモスキートとF.E.N.ロッキーくらいでしたからね。)・・・しかし、待てども待てども発売日は来ない...



そしてモスキートからの電話「明日入荷しますよ!」
偶然にも入荷日は僕の代休日でした。弾む心で漢の12回払い。そして、自宅マンションで試射。
・・・一掃射でバルクヘッド(ジャバラ)のベースが破損。
泣きながらモスキートに電話をかけると、「すぐ交換しますので、持ってきてくださいますか」という嬉しいお申し出。その日のうちに新品交換です。(思えば、iPod初号機もそうでしたっけ。)しかし、交換された個体も同じ現象で、ゲーム投入前にOUTでした。


これがバルクヘッド。良いトコロも多いのです。その点はまた次回(あるのか)のTOP M60再生計画で触れます。

ダメだこりゃ、と、アングスのピストン/シリンダーキットに換装。そしてクラウンギアが破損。まだMINIMI用ギアセットがリリースされる前だったため、M60用を流用したものです。
ボックスマガジンがリリースされたのはずーっと後の話だったので、「異常に重いM16」としてのデビューでした。が、・・・なんとか弾が出るようにはなったものの・・・ホップが全く効かない。
それどころか、調整用のイモネジがホップゴムを突き破ってチャンバー内に落ちる始末。よってメーカーに連絡。届いたのはネバネバした茶色い生ゴムの板。「適度に切ってお使いください。」
そこからは、弾が便秘状態で詰まって出ない、という現象が直らず、ただただ外観カスタムでパラトルーパーとして飾られるだけになってしまいました。

壊れたガンをまんまにしておくこと、それは何より辛いこと。同意される方は多いと信じます。

しかし、15年越しに、MINIMIに転機が訪れます。キッカケはこれ。


100均エアガンのホップゴムとバレルの加工で、気密の重要性を再認識。弾が出ないのはたったそれだけの理由でした。


思いついたらやっちゃってたので、分解写真はありませんが、MINIMIのホップゴムはバレルの一部を横から四角にくり抜き、そこに現物合わせで同じような形に切った生ゴムを入れる、という凄まじくチャレンジングなものでした。ゴムが柔らかく、特に突起もないただの板。代わりにVSRのパッキンを流用したオリジナルパーツをはめ込み、エポキシ系ボンドで気密をとり、チャンバーに組みつけ、ボールベリングを介して短いイモネジで押す形式に改良しました。


さらに、軸が微妙にズレていたピストンを、シムの厚さを変えてセンター出し。

世にも懐かしい、アングスメカ(ピストンは他社の強化ピストンです)の動きです。


TOPのMINIMIは、外観のみCA社やA&G社にコピーされていますが(メカボックスは当然マルイ風)、やはりコピーはコピー。オリジナル(エアガンだけどね)は、刻印や材質、質感がゼンゼン違います。ただ、初期ロットなのでセーフティの操作方が実銃と逆なのね・・・


すでにスタンダードの原型は留めていませんが、どうでしょうこの重厚感。


アウターバレルをショート化し、トリガーハッピー社のストックでパラ仕様にしました。マグプルのマガジン横挿しなんかいい感じかも。この状態で全長80cm! コンパクトだけど、リアルさとのトレードオフで・・・重いのは事実。実物のM249 PARAは無装填状態で6.56kgとのことですがこいつも無装填で6.5kgあります。<小さいのに重い!>というのが萌え属性のヘンタイ野郎には堪りません。


ボックスマガジンと定番のELCANスコープ付けると、余裕の8kg越え。支援火器どころか、分隊の介護が必要な重さ。

でも、とにかく快調なのです。前にも書きましたが、当時は高電圧のNi-Cd9.6Vや12V(!!)で回していたのが仇だったんでしょう。Li-Po7.2Vで回すととにかく調子良い。



次回、<TOP M60・初期型ブリキメカボックスでジャバラを回す快感>に続く。(あくまでご要望があれば。)



  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 08:15Comments(0)カスタム

2014年01月24日

100均で背が伸びた!

久々の更新にして、ひどいタイトル・・・

しかし、背はともかく、100均エアガンのカスタムで、10年来の悩みが解決した、というオハナシ。



1月7日の更新で紹介した100均エアガン、P.729は、こんな感じになってます。


有効射程10cm・・・これでは戦えない。
諦めたらゲームセットだが、諦める前にヒットされちゃしょうがない。


今回用意したのは、同じく100均で買えるエポキシパテ。水道管補修用として売ってます。これでグラグラのチャンバーまわりを固めます。


ピストン/シリンダーはもともと気密が良かったので、ノズルをカスタム。エポキシ系接着剤でエアシール加工。


シリコンリングを使って、固定ホップを画策。


ホップチャンバー(?)から空気が漏れては仕方がないので、やはりエポキシ系接着剤でシーリングして、アルミテープで圧着。さらにバレルにも巻いたのは、スライドと銃身のガタつきを無くすため。さらに0.5mmしかないロワフレームを強化。ブリガーディア・フレーム(笑)に。


Mr.COLOR メタリック <ステンレス>でスライドをザツに筆塗り。布で磨いてステンレススライド風に。
装弾数8発・・・ハイキャパとは言い難いが、マガジンが105円(本体込み)で購入可能、タクティカル・マグチェンジも楽しめる。のか。


ホップをかけたせいか、初速はちょっと下がった。


集弾性は画期的にUPした。実はこのあとコツを掴んだので、さらにグルーピングは画期的にUP! 要するに狙うと外れるのだ。
いまや3m先の500円玉を狙うことも可能に!誰がそんなスペックを望むのか?! 
CQBで,コレに仕留められたら精神的ダメージで 「俺、サバゲーやめるってよ」になりそうだ。

で、何を得たのか? 


なんと、このカスタムで得たノウハウで、10年以上前に購入して以来、一度もまともに動いたことのないTOPのミニミが直ってしまったのです!

つづく。
  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 08:30Comments(2)カスタム

2014年01月07日

凶器・P729



40代後半にして、お年玉をもらってしまいました。
好事家かつ100均ウォッチャーのみなさんには有名な、P.729というエアコッキング・ガンです。


S&Wとベレッタを足して5で割ったようなデザイン。
ストライカー式ではなく、ちゃんとシリンダー&ピストンのパワーソース。
100均離れしたスライドストローク。マガジンキャッチがちゃんとライブ。
YouTubeやAM誌などにカスタム記が寄せられるのもわかります。

しかし、「対象年齢10歳以上」を謳うにはショボすぎるパワー。
銃口を出るやいなや放物線を描く弾道。
少年のころ、よくオシ○コ飛ばし合戦をしたものでしたが(すみません女性のみなさま)
圧倒的に最弱で、泣きはらして帰るレベルでしょう。

さて、バラしますか。


ピストン、シリンダー、チャンバーまわり。なんと、ピストンカップとシリンダーの気密はちゃんととれてます。


チャンバーバラして驚いた。チャンバーパッキンがある! パッキンだけで100円以上するぞ(笑)。


しかし悲しいかな歪んじゃってスカスカなのだ。・・・直しちゃおうかな。


さらに大人げなく、ストロークに見合った強化バネ(電動ハンドガンのものを切ったもの)を組んじゃったりして。


組みあげました。外観はノーマルのまま、というのがオトナクオリティ(というか、せめてもの自重)。


10禁にふさわしい初速になりました。(エクセル0.12gバイオ使用)
このくらいあればインドア戦には十二分。


よーし、これで<エアコキ王子>F-03と張り合うぞ。


前回はナベだけだったけど、次の九龍はこれで席巻だ!

しかし・・・野心は脆くも打ち砕かれた。

続きは笑激の動画でどうぞ。



さ、・・・仕事しよ。











  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 17:29Comments(0)カスタム

2013年12月29日

塗るビョーキ



F-03貸切主催イベント
12/30(月) OPS貸切 ~ 3Fの撃ち納め ~ 「リアカン戦&無制限戦」
に参加します。



スミソン/福よしの「とろけるハンバーガー」でとろけさせたうえに


例のアブないシカケで、吐きそうなほど走って頂きますよ。

いや、スミソン死亡説が流れてもおかしくないほど、久しぶりの更新だということに触れずにいましたが、実に丸1ヶ月ぶりのサバゲーです。

じゃあ、なにをしていたか・・・ひとことでいうと、塗っていました。


前にも紹介した、子供たちに見捨てられたナーフに何かを感じ、ペイント。


冗談のような価格で買ったお巡りさんのピストル(マルシンの6mmXカート仕様!)は
銃身の付け根が割れていた。リペアしてリアル風ペイント。
「俺、警官やめてマジメに働くよ」・・・小柳トム(現:ブラザー・トム)さんのピン芸が判る人はオッサン合格。


iPhoneケースをオリジナルカモにペイントしたのは失敗でした。
庭先でのバイク整備中にiPhoneをロスト、「iPhoneを探す」アプリを使うハメに。


こっちは「塗る」より「剥がす」がタイヘンでした。JGのAMD65の塗装を全剥離してブルーイング。


冒頭のコルト・ポケットを塗ったのは12月のアタマ。同じ.25ACPを使った凶行が起こることなどつゆ知らず。
それにしても、実銃にはとんと興味がなくなっちゃいましたねえ。実銃じゃサバゲーできないもん。
対戦相手を讃えるなんて、実弾ではありえない。
じゃあ、なんでトイガンをリアルルック化するのか? これは非常に難しい問題です。


仕事(助走中)の行きがかり上、シリコーン&レジンにもハマってしまいまして
余ったレジンで土偶のマグネットやバッジを作ってみました。これがちょっとしたプレゼントに好評。


ベレー帽につけてみたりして。SAS別動特殊部隊・縄文's。
「我々は国家ではなく自然の掟において地球に帰属する」なんてね。


これは韓国人のトモダチの、ソウルにいるお母さんが送ってくれた高級岩海苔。
ごま油を塗って炙ると、深い香りと噛みごたえ。それでいてすーっとトロける口どけ。まさに至高の肴です。ワインにも合う。
なんでも、向こうが透けて見えるくらい風通しがいいのが高級海苔の証なんだとか。
それは冬の荒波にもまれて、長く強くゆっくり育ったからこそ、なのだそうです。

見た目と中身のバランスってホントに分かりづらい。
そして、聞かなきゃ識らなきゃ分かんないことがいっぱいいっぱいあります。
お互いに、ね。






  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 00:00Comments(0)カスタム

2013年11月06日

怪我の功名?



刑事祭りの直前のお話。
やっちまった・・・これは安い!と飛びついたマルシンのスーパーレッドホーク9.5インチ Xカート6mm仕様。これが旧カート8mm仕様の個人改造モノで、まあ、弾が前に飛ぶのが不思議なくらいのコンディションだったのだ。


一見、OKな感じ。店頭で試射した感じも良好。しかし、家で撃ってみると弾道はバラバラだわ、コッキングは怪しいわ。分解してみたらネジは足りないし、6mm径のアルミパイプがかなりザツな感じで付いてる。


しかもカートが合ってない。左の長い方が本来のもの。


急遽、刑事祭りのために同銃のステンレスバージョンを導入。コレ、素晴らしいトイガンです。


困ったブラックHWバージョンは、固定ホップを作り直し、アウターバレルを省略、マズルをM14正ネジに。
もちろん、Xカートは純正のものを使用。


で、こうなりました。実銃ではリボルバーにサウンドサプレッサーなどナンセンスですが、エアガンなら話は別。
「ボスっ」という迫力の低音が心地良い。


サプレッサーを外してもアラスカンタイプとして使える仕様にする予定。


3匹のスタームルガー。全てノン・ブローバックなので、これからの季節もガンガン使います。  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 12:17Comments(0)カスタム

2013年11月05日

100均ギリー


うーん、マンダム。

さて、昨日は近所にある多摩美術大学・八王子キャンパスに行ってまいりました。
直接の目当てはお気に入りのバンド<モーモールルギャバン>のステージだったんだけど、驚いたのは「オシャレでカワイイ女子」と「オシャレじゃないんだけどやっぱりカワイイ女子」の異様なまでの高パーセンテージ。
多摩美のキャンパスは広いので、橋本駅/多摩境駅側から歩いてアクセスすると正門が遠いのだ。そこで彼女たちは閉鎖されている通用門の高いフェンスを、まるで密入国でもするかのようによじ登り、越える。(そこは僕のサイクリングコースでもあるので、最初に見たときはビックリした。)
そこへもってきて先述のバンドの演奏。



ああ、26年ほど若返って美大生になりたい。2限の20世紀美術論に急ぐ僕を追い越してゆくテキスタイル専攻の女子。ヒラリとフェンスを乗り越えてハッとしたように振り返る。「あ。スミソン君、見たでしょ?」
そんな妄想をしながらラストの曲で会場と一体化して「パンティー!」を連呼する僕を、ふだんコブクロとか聴いている中3の息子はどう見ていたのかを、今は考えるのをやめよう。

・・・というハナシではなく、ステージが終わって家族と正門まで歩いていると、そこには非常に場違いながら、僕にとっては非常に見慣れたコスチュームの女子がいた。なんと、手作りのギリースーツを着たスナイパーだ。妻や息子たちが一緒だというのに女子大生ばかりの美大で写真を撮りまくる、といった度胸は持ち合わせていない。脳内映像だけ持って家に帰った。あ、パンティーじゃなくてね。


最近、100均でこんなモノを見かけませんか? 筒状になったフワフワの伸びるマフラー


小悪魔Agehaの表紙のようなグリッターなロゴが40代後半のオッサンを拒む。しかし僕はまったく意に介さない。


この筒状の物体のまん中へんに30cmくらいの切れ目を入れる。切れ目から両腕を通し、さらに頭に被るとこうなる。
夜中に何やってんだオレ・・・とか考えない方が良い。結果はどうあれ、やりきらなければ負けだ。


頭〜首〜肩のラインをボカすことが偽装の最重要ポイントだ。人間のシェイプが曖昧になる。人間であることを辞める必要は、まだ無い。


基本的に「目の粗い編み物」なので、そこにどこのご家庭にもある迷彩布やボロッキレを細く切って結んでゆく。
やはり筒型の伸びるスカーフを鼻までたくしあげてみた。ミノムシが激減しているといわれて久しいが、相模原には確かに棲息している。


ひとりぼっちの戦争。ドラグノフを構える。「肩だけギリー」なので、陸自迷彩ロンTの明るさが目立つが、フィールドでは考えよう。


とにかく、今夜はやりきった。部屋から一歩も出ずに。
今日わかったこと。・・・世界を敵に回すと、とにかく眠くなる。
  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 00:00Comments(0)カスタム

2013年10月03日

民間転用と軍事利用?


スポーツカムでの撮影や編集をへて、単焦点レンズとの出会いもあり、なんだか最近、一眼レフカメラでの写真や映像の撮影に駆り立てられているスミソンです。思い出しかけてる。って感じですか。
来たる10月5日・AGITOでの「刑事祭り2013」や10月12-13日の「Autumn Operation」でも、銃を持ったプレスとして走り回ることでしょう。あんまり言われてないような気がするので敢えて言いますが、Magpul MS2スリングは、カメラのストラップとしてかなりポイント高いです。ブラブラしないよう縮めて体に密着させる、伸ばす、2ポイント/1ポイントを切り替える、外す、がそれぞれワンアクションで出来るんですから。カメラ買った時に付いてくるストラップは、電動サブマシンガンあたりに転用されてはいかがでしょう。


そんなわけで、外出にカメラは必携になってますが、どうもカバンの選択が困ります。
特にタクティカル度が過ぎて、山ガールたちに引かれている現状下においては。
と、同時にサバゲーに行くにも丁度いいのが無い。できればガンケースも兼ねそうなのがいい。


そんななか、横浜中華街に行く用事があり


見つけたぞ中途半端にミリタリーテイストなヤツを。


メーカー名が「メーカ(時々『メカ』と落ち着きが無い)」。このダサさが良い。


ジャラジャラなファスナーのタグやグリップをパラコードで作り直す。


折り返し部を伸ばすと、大好物の折れ曲がりAKがスッポリ。


カメラを吊るすショートストラップとiPhoneポーチの組み合わせは模索中。

そうだ、一眼レフで旨いものの動画を撮ったんで観てもらえます?(ステマじゃないですからね)



Autumn Operationにハンバーグとハンドガンの店を出したら流行るかな???





  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 08:00Comments(0)カスタム

2013年09月12日

ベークライト愛



更新に久しく間が空いてしまいました。
この1週間、何にもしていなかったわけではありません。
人にも会いましたし、ライブイベントにも行きました。
アイディアやインスピレーションも湧きました。
思わぬ出会いもありました。
ただ、「本当に何もできない日」が3日ほどありました。

僕のお休みは11月末でおしまいです。
この<本当に何にもできない日>を<何かやり遂げちゃった日>とか
<何か思いついちゃった日>に変えて行くことが、今の僕の課題です。

さて、冒頭の写真に戻ります。



「ベークライト」っていうと、10年ちょい前からは「エヴァが暴走したときに注入され、そして固まる謎液体もしくは樹脂」として知られていますが、サバ系やミリ系の人には「あのAKのグリップとかマガジンに使われてるヘンな色のプラスチック」ってな感じで、さらに40代以上のナッツには「ワルサーP38やMP38/40などのグリップに使われていたアレね」なわけです。
ベークライトは、石炭から作られたプラスチックで、植物以外から合成された初めての合成樹脂です。エボナイト(ボーリングの球などに使われています)と間違われたりもしますが、あれはゴムの一種です。
現在ではPVCやナイロンなど石油由来の合成樹脂に取って代わられて、成型品として目にすることはまず無いですが、昔はラジオや時計の筐体や、ボタン、万年筆やコンセントのプラグなど、広く使われていました。あ、いまでもイギリス軍の認識票はベークライト製なんですって。ほかにも、絶縁体として難燃材として、実は電気製品や自動車部品など、見えないところで現役バリバリです。憎いねぇ、ベークライト。

ところが、こんなにエアソフトガンが人気を博し、AK系が脚光を浴びているいま(って、アメリカ時間9.11.の更新でその話題は無いだろ)でも、石油系プラスチックによるベークライトの表現はなんかオザナリです。オレンジぽかったりコゲ茶っぽかったりの単色成形。実銃の再現性では定評のあるGHK(LCTが外装を担当)でさえもこんな感じです。



調整を頼んだ友人が「このグリップヤダなあ・・・」というので、わざわざ実銃用のウッドグリップを探して換装したくらいですからね。

で、<何にも出来なかった日>に自分のWE-Tech製AKM-PMC改・AIMSーPMCを再調整。ストライクアームズさんのリコイルスプリングを組んだり、セレクターを調整したりで絶好調になったんですが、やっぱり適当にやっつけたグリップのベークライト風ペイントが気に入らず、またウツに入るわけです。


で、やり直しました。


なかなかの力作だと思うのですが。キモはラッカーではなくてニスの厚塗りかな。


このキモいツヤです。ミリタリーショーで見る使い込んだモノはもっとマットな感じなのですが、僕が求めているのは「実際に撃たれた(もしかして誰かを狙った)実銃」ではなく、「縁あって僕らを楽しませるために巡ってきたオモチャ」なのです。新品のオプティカルサイトなんかは別ですが、実戦で使用された実銃部品、ってのは、破壊力とか貫通力とかと同じく、僕の求めるものとは逆に位置するものですから。


「なんでAKMに5.45mmのマガジンなのさ?」と訊かれれば「それは<謎>ってことで」と答えるしかありませんが、マガジンはこんな感じです。ニスを厚塗りしたので、あえてリップ付近はトップコートを軽く吹いただけにしてあります。質感の違いが判ると思います。

ふう。<何も出来ない日>が終わった。
いや、終わりません。ここから先は、変態の世界です。ノーマルなみなさんはどうぞお休みください。良い悪夢を!

さて、みなさん、「グロック」って知ってます?(田原総一郎風。あの人も僕と同じくディレクター出身なんですが、朝ナマなんかで「あなた、聖徳太子って知ってます?」とか振って、学者のセンセイをキレさせるセンスは天然なのか。)ポリマー(樹脂)フレームの元祖ですよね。(ホントはH&KのVP-70が元祖っぽいですけど、すでに話が長いので割愛。)グロック社も、もとはプラスチック成形とか、シャベル製造とかの会社だったようですが、もし、石油利権がここまで世界に影響力を及ぼしていなければ(長いのでやっぱり割愛)、ポリマーフレームがベークライト製だったかも知れない!なんて妄想に入ってしまうのは、最近プチ禁酒なんぞしているせいでしょうか。

で、しちゃうんだな。妄想を仮想現実に。


ガストン・グロックが見たら激怒すること請け合いの、ベークライトグリップのG26。


後悔はしてません。さすがマルイ製。よく動く。でもキモい。

キモいといえば!(これが最後です)こんなものをワゴンセールで大量ゲットしてしまいました。


ニューヨークのアーティストが作った冗談フィギュアなんですが、あまりにもヒドい。強引に訳するならば「ゲイ国の逆襲/ホモトルーパー」でしょうか。リンク(ショッピングサイト)を見て、「これが100ドル?」と呆れると思いますが、現物を見たらもっと呆れます。


そいつらが某店のワゴンセールで@200円(税込・笑)で無造作に晒されていたので、全部買ってあげました。
黄色い台紙のヤツなんて、馬場さんで隠さなければ画像UPも出来かねます。
既にトモダチから「欲しい!譲ってくれ!」の声もあがっています。

よかった。ヘンタイは僕ひとりじゃなかったんだ。


  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 23:46Comments(0)カスタム

2013年09月03日

ヒキョウ銃



自分から言う分にはどうってことない自虐的シャレなんだけど
ヒト、しかもあまりコミットしていないヒトに言われるとカチン!とくる言葉があります。
「貧乏くさい」と「卑怯者」です。
僕はキレるということをしないよう生きているつもりですが
「卑怯者」は9年ほど前と3年ほど前、「貧乏くさい」は2ヶ月ほど前に、まったく不本意に言われたことがあり、その時はキレた、というか低くて小さい声で短く簡潔に、しかし強く訂正を求めました。
あと、「××さんがスミさんのこと××って言ってたよ」と言われると、<××さん>ではなく「言ってたよ」と僕に伝えた人と、急に疎遠になります。理由は良く分かんないです。経験則でしょうか。
つくづく僕はメンドクサイ。20歳以上年下の方が相手でも敬語がデフォルトなのに。

で、自分で言うからカチンと来ない<卑怯カスタム>です。
まだ続く暑さ。時はいま、マルイのM870が旋風を巻き起こして・・・いるのか?

セミオート戦やインドア戦では無双の弾幕!まさに「電動キラー」と呼ばれているとかいないとか。

しかし、忘れちゃいませんか?カートレスで、3発発射で、かつブローバックのガスショットガンを。


マルゼンのM1100ライアット・ショーティー。メカ的には旧MGCのグロックやH&K P7あたりと同様のエンジンで、トリガーがもンの凄く重いこと(と、ガスルートのホースのジョイントからスースーガスが漏れる。あと、良く冷える。)ことを除けば、これ、かなり使えます。
ガスブロってことは、コッキング不要なんですもん。連射がききます。そしてリコイルが鋭く小気味よい。


難点はBB弾を装填しにくい、多連装とはいえないマガジンか。装弾数18発。3発モードだと6回しか撃てません。リボルバーか。

さて、卑怯者はあくまで秘境を目指します。
まあ、先達の皆さんが同じコンセプトのカスタムを行ってますので目新しさは無いのですが、ノーマルマガジンはマルイ同様ガスタンクを兼ねてませんので重量も値段も軽く、M4やAKの多連をベースにした、あまり重い多連マグは問題です。
・・・いいえ奥様、いまは良いモノがありますことよ。


さすが新しいフォーマットだけあって、電動ガンBOYSのマガジンは構造が単純かつ完成されている。しかも軽い!
ネジとバネ以外のパーツがほとんど樹脂で加工もカンタン。
BB弾が通るルートが短くてスムース、というのがキモですので、そこには留意。プラ版とエポキシパテが大活躍。
ベースとなる多連マグは、M4ボーイズかSCARボーイズ用がよろしいかと。


ソレっぽく色を塗って完成。


そしてマガジン装着。前後の短さが、なんかミニ14みたいでもあり、郷愁を誘います。

しかし、実射性能は・・・


あ、これは卑怯だわ。マガジンを固定するラッチの後ろ側のネジを強化すると、給弾不良が収まります。豆ね。

あと、こういうのは卑怯、っていうのかどうかは判りませんが・・・


スミノフ消音狙撃銃に視野が広いELCAN DRスペクターをマウントしたんですが


レールをトップカバーにボルトオン!低いぜ!
教条主義の方々は眉を顰めそうですが、これはこれで良いんじゃない・・・かな。
  


Posted by おすみ@SAS相模原  at 18:00Comments(0)カスタム

2013年07月28日

UMPをちょこっと弄る②



前々回に引き続き、UMAREXのUMPをちょこっと弄ります。
とは言えこのUMP、外装の仕上げがショボいことを除けば実射性能・耐久性ともに高いようなので、内部チューンはほとんどしません。


分解は非常にカンタン。ピンを2本抜き、グリップ底部の+ネジを1本緩めればメカボックスまで取り出せます。
さらにメカボックスをバラさなくてもスプリングが取り出せるというSTARのM14などにみられる便利な仕組み。
頑丈そうなメカボックス上部には同社他機種にある、ボルトカバーを動かすギミックのための溝がありますが、異物混入を防ぐため、ここはプラ板で塞ぎました。カチカチと小気味良く、かつ確実にキまるセレクターも分解の障害にはなりません。僕が今まで弄り(そして壊した・・・)数々のトイガンの中でも指折りの整備性の良さです。ひょっとして一番かも。


塗装処理前。

処理後。
アッパーフレームは僕の中で依然大ブレイク中の「アサヒペン ストーン調スプレー(ブラック)」でザラザラ仕上げに。
あり得ないところに入ったシボ加工はサンドペーパーで落としました。
無可動のボルトと、プラ感バリバリのバレルとサイトはヘアラインを入れ、銀色のマーカー(ポスカなど)を含ませたティッシュで軽く拭ってこの通り。


エジェクションポートのボルトカバーはプラかと思ったら金属でした。塗装をペーパーで剥がし、今やAmazonでも買えるバーチウッドのブルーイング液(今回はアルミナム・ブラックを使用)で黒染めしました。うん、愛せるガンになってきた!


ロアフレームはセレクターのプリントがあるのでMR.ホビーのつや消しトップコート(前回までグンゼって書いてました。すみません。パクトラタミヤで育った年代なので・・・)でシュッと仕上げます。
どうでしょう?あんまり変わってないかな?現物はかなり渋くいい感じになってます。


シリンダー内部を再グリスアップし、ピストンレールのアタリを取り直したので、念のため初速測定。規制内ですがちょっと高い・・・。
ピストン内にヨレ防止のベアリング&ワッシャーを入れようと思ったのですが、入れなくて正解。超えちゃうところでした。
スプリングガイドに入れるスペーサーなども同様に要注意です。お気をつけください。


短機関銃(サブマシンガン)とはいえ、かなり大柄なUMP。比べたのがスコーピオンってこともありますが。


でも同郷の大先輩、MP40と比べればこのとおり。重量も2.2kg(ほぼリアルウェイト)と軽く、マガジンの長さを除けば取り回し性も良好!個人的にはかなりオススメです。


レールにいろいろ着けちゃう病、勃発。あれ?この青い目玉のようなものは??

謎を残したまま続く・・・。

  


Posted by おすみ@SAS相模原  at 08:39Comments(0)カスタム

2013年07月25日

UMPをちょこっと弄る①




Kotaku JAPANに寄せている入門コラム
が、びっくりするほど閲覧されています。これを書いている段階で人気記事ランキング2位。
ここまでサバゲーが注目を集めるようになるとは、という感慨もありますが、「ニューカマーの大量流入によりマナーが低下する」という声が多いのもまた事実です。 しかし、僕たちにも初心者だった頃がありましたよね、必ず。最初からマナーが守れていたなんて、僕はとても言えませんし、先輩プレイヤーたちってなんか怖いなぁ、なんて思ったこともありました。
サバゲーに限ったことではありませんが、「始めた頃、どんな人たちとプレイするか」が非常に大切だと、僕は思っています。先輩として、マナー違反を見かければこそ敢えて判りやすく「これぞフェアプレイ」で応え、注意が必要な場合は、必ず主催者や運営スタッフに冷静に伝える。それがオトナってもんですし、スマートプレイヤーってもんでしょう。そして、運営はビギナーもベテランも安全に楽しめるようにするのが仕事です。
10年後のサバゲーシーンにおいて、平均年齢がそのまま10歳上がってたとか、問題が起きてサバゲーが無くなってた、ってのは嫌ですよね。その責任は、現在プレイしている僕たちにあります。プレイヤー人口が増えれば、短期的にはフィールドの過密化など問題は起こるでしょう。しかし、別の視点で見てみませんか? 認知度が上がればイメージも変わり、何となく付きまとってきた「後ろめたい感じ」も薄れるでしょう。使用されていない土地や建物を、フィールドとして貸してくれる方も現れるかもしれません。ASGや装備、サプライの需要が高まれば、メーカーやショップも新しい商品の開発や投入がしやすくなります。画期的なルールやレギュレーションが生まれる可能性だってあります。スポンサーがつき、サバゲーのワールドカップが... おやおや、だいぶ妄想が入ってきました。
しかし、日本で生まれたサバゲーが海外で<Airsoft war>と呼ばれ、オトナのスポーツとして盛り上がってる現状を見ると、あながち妄想では無いかも知れません。



以上、前置きでした。

生意気にコラムなんぞを書きつつ、7/21デザストに向けて、スタッフさんたちの道具も揃えようと、エアソフトガンの形状ごとの写真を撮っていました。ハンドガン、アサルトライフル、スナイパーライフル・・・あれ?なんと、サブマシンガンがスコーピオンしか無い。MP5Kはフレーム破損で無期限修復中。P90はライフル弾を使うのでサブマシンガンとは言いきれないし・・・と、いうことで、消耗品の調達中、地元の古本屋さん?に新設されたエアガンコーナーで見つけたのが、コレ。


ずーっと気になっていたUMAREXのH&K UMP。一時は13800円のプライスタグがついていたものの、アベノミクス効果か、最近は17800円なんてのも見ますね。これは中古なので、その半分くらいでした。一概に中華ガンは中古相場が低い。


ウワサに違わぬテカテカな外観。ですが、お店で試射した感じがとても良かったのでバックアップ用に購入しました。僕もよく訪ねる秋葉原の某店で去年の9月に購入されたもののようです。きちんとした調整のあとが感じられます。



しかし、この全体に施されたシボ加工はどうなんでしょう?バットストックのラバー部分はともかく、バレルにまでシボが。しかもプラスチックが硬いせいか、プラ以上にプラスチッキー。故意にオモチャっぽさを残した、電動ガンBOYSの方がリアルに見えるくらいです。


このマガジンも萎え要素。カートリッジの表現はされているものの、黒い樹脂地肌のまま。さて、ここから手を入れますか。


これは定番改良ですね。ゴールドのカッティングシート(スコーピオン・大和ゆらモデルを作った時の残り)を切って貼りこみ、「窓」にはクリアファイルを切ったものを追加。仕上げに最近の得意ワザ、グンゼのツヤ消しトップコートを吹きます。


労少なくして効果絶大。トップコートを吹かなかった本体との質感の差がお判りでしょうか。


本来のUMP、全体がポリマーですが、レシーバー上下で質感が違うため、バラします。押しピン1本でこの通り。

・・・長くなっちゃった。次回に続きます。  


Posted by おすみ@SAS相模原  at 09:20Comments(0)カスタム

2013年07月09日

夏のせい。



いまさら僕が言うまでもなく、ものすごく暑い。
暑いと外に出なくていいからお金を使わなくていいや、というのは全く逆で
親切な尼さんが「ウフフ...こんなの知ってる?」と家に居ながらにして僕を誘う。
最近はあんまりこの言葉を使わなくなったが、相手は元祖・ロングテールの化け物だ。

本日届いたもの。

サバゲー標準機?icom IC-4300。僕のSONYは旧SAS撤収と同時に、有名なタイマー機能のせいか昇天。それにフィールドマスターにとっての無線機はゲームの開始と終了・または中断の連絡に使うものなので、無線を使った連携プレーはプレイヤーとしての僕の課題なのです。PTTとヘッドセット。そして勧められるがままに買ってしまったPRC-152のダミー。<ビクトリーショーで思ったほどお金をつかわなかったから。>は、同行してくれたcoyoteさんの<嫁にお土産も買ったし、今日はいくら使ってもOK!>と同様、まったく言い訳になっていません。


実勢価格2000円強にしては、良く出来ている。HARRISと書かれてる部分はハッピスだし、FALCONはファルーンだけど。そしてプラスチック成形色まんまの質感は残念。さて、やりますか。


ガンプラの筋彫りにこうやってスミを入れたよね。さらに言っちゃうと、モデルガンの刻印にクレヨンで色をつけたの、あれは何だったんだろう?とか思いにひたりながら、3日連続の猛暑日にマッキー極細。


コーティングが煤けた感じを出すために、茶色を中心にクレパスを塗ってはこすり


ツヤ消しのトップコートをシュッ。いろんなモノから新品の輝きを奪う魔法のスプレー。1本あると色々捗るぞ!


たったこれだけの作業で見事にボロく!しかも猛暑でトップコートは一瞬で乾いちゃうし。


内部には無線機がすっぽり入ります。お気づきですね。PTTとicomを繫ぐコネクターがなーい!
こうしてまた尼さんに貢ぐ日々は続く。


プレートキャリアに付けてみた。若干下げたのは、アンテナが頭の上に出るのはえらく邪魔だから。それとも先っちょに的つけてゲームってのも...ダメでしょう。平家物語か。


あ、見事に商標の違和感が無くなってる。確信犯ですね、これ。


ああもう暑い、ついでなので、ダミーのプレート外して段ボールに氷枕を挟んで入れてみよう。


涼しい顔でMac打つベレー帽おじさん。これは快適!と思った30分後...カラダの節々が痛くなり、声が枯れ始め、眠気に襲われる。あれ、パトラッシュ、天使が呼んでるよ?
熱中症患者の対応で忙しい病院に、低体温症で運ばれかねない状態でした。ゲーム中はとにかく、室内でのアイス・プレキャリは危険だね!と、またひとつお利口になりました。

自分も親なんだし、もう親を泣かすのはやめたいものです。

  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 22:39Comments(0)カスタム

2013年07月06日

折れ曲がる



僕によく似た名前の人...ええい、めんどくさい。僕がKotaku JAPANに寄せた記事が、かなりの方々に読まれ、RTされ、いいね!を頂いているのは嬉しいことです。
さらに、あのGizmodoに転載されるというシュールな事態も起きています。まあ、これもひとえにアニメ「ステラ女学院高等科C3部」が良い意味で予想外のコンテンツだったこと(あ、1話の感想書かなきゃ)と、運営会社の見事なSEOの賜物なのでしょう。RTを見ると記事を読んでサバゲーに対する認識がちょっと変わったという方や、このブログで僕がよく言っている「3つのF」をちょっと言い換えたところに率直に驚かれている方も多く、それが何より嬉しいです。もちろん中には「サバゲーを良く理解もせずに書いている」というお叱りもありました。まったくごもっともです。僕はフィールド運営に携わっていた時も、今も、そしてこれからも一介のプレイヤーです。上から何かを言ったり、この<業界>において影響力を持ちたいなんて0.2gほども考えてもいませんし、あくまでサバゲーに興味を持った人が楽しく、そして大事なところはちゃんと押さえてくれればという気持ちで書いています。ただ、誰に伝えるのかを考えながら、ってのは大切で難しい。さすがにブランクの長さを感じています。

さて、通常モードです。
冒頭の写真のように、僕はサイドスイングのフォールディングストックが好きです。全長が圧倒的に短縮化できることで持ち運びや取り回しが圧倒的に楽だってこと。そして、縮まるくらいだったら曲がってしまおう、というへそ曲がりだから。みんなが同じ方向に伸び縮みするのは怖いぞ。サバゲーを「軍靴の響きが...」と怖れる方もいらっしゃるが、個人のユニークさが否定される社会の方がずっとずっと怖い。


と、いうわけで、今日は朝からこのWE-TECH AK PMCを折れ曲がるようにしていました。オークションで意外な安値で落としたAIMSストックはフルスチールで、ストック基部のカタチを合わせるのに鉄工ドリルの歯を2本ダメにし、まあ午前中いっぱいはヤスってました。こういう作業は、ともあれ気持ちがアガってくるから良い。

で、付きました。実はもう10年くらいこのワイヤーストックが夢だったんですオッサンなりに。


うふふふふふ


アハハハハハ....キモいぞこのオヤジ。
どうせだから、このなんか厚ぼったいセレクターも換えてしまおう。


これはカワイイ。
これまた材質が鉄なのと、なぜか形が違うセレクター基部に合わせるのに手こずったけど。


そうそう


こういうのが欲しかったのです。
でもせっかくスマートなフロントにオープンサイトは無粋かなあ。

...そこで郵便配達は2度ベルを鳴らす。


コレを待ってたんです。ショートストロークキット
リコイルショックはほぼそのままに、回転数を上げ冷えを減らす凄いヤツ。
取り付け説明書、無し。なんという潔さ。
で、付けて撃ったところ大問題発生。
擦り合わせとフッ素ポリオレフィンαグリースの効きっぷりも手伝ってか、あまりのリコイルショックと回転の速さに、必ずセレクターがフルからセミに落ちる「バースト後セミ勝手に切り替え仕様」になっちゃったのです。


激しい徒労感と敗北感とともに再とっかえ。厚さにはちゃんと理由があったのだ。

さて、フルストロークとショートストローク、その違いを動画でどうぞ。



冒頭のメーカー表記に誤りがありますことをお詫びします。Kotaku向けじゃないのでとりあえずこのままでお許しを。
今日の蒸し暑さに心も折れ曲がってクーラーをかけていたので室温は25度。この回転数のアップからすると、30度超えたらヤバいな...と、今回は取り外すことにして、作業終了。


やはり、フロントレール上には何も載せない方がいいや。サイドマウントレールには安定のM3。


フォアグリップとフラッシュハイダーは換えますが、今日はもうこんな感じで。

さ、今日こそ眠らなきゃ。
  
タグ :カスタムAK


Posted by おすみ@SAS相模原  at 23:23Comments(0)カスタム

2013年05月30日

暴走35km/h



今夜は予定を変更して「ああ、またアレか・・・」のチョイノリ改
「チョイミリ」のカスタム・野望編をお送りいたします。




サイドバッグ(トンプソンのマガジンケース)や荷台のトレーを追加。
より子供たちに凝視されることや、おばちゃんに話しかけられることが
多くなった今日このごろ。

しかし、今回のカスタムの主眼はそこではない。
あくなきタクティカル化の追求であります。


ピカティニーレール装備。
レールを付けると、いろいろオシャレしたくなる。
そんなレイニーシーズンだよね?


シュアファイア付けてみました。
バッテリーが無いチョイノリ。ヘッドライトは下向きしかないチョイノリ。
急な玉切れや暗い夜道にバッチリ対応。

さて、マトモに読むのはここまでです。
以降、45歳が35km/hで暴走を始めます。


ハンドルにハンドル付けてもいいじゃないか。


ダットサイト付けて何を狙うんだ。


梅雨どきゆえに防水スコープとか、そういうことじゃない。


あ、コレは・・・


完全にアウト。ストリートで武装はいけません。
竹製グレネードランチャー「かぐや1号」にモスカート。
もっとも、仮に走行中に発射しても(ダメ、ゼッタイ)BB弾を被るのは
自分だけだろう。


やっぱりこの辺りがいちばん落ちつくかな。
ただし、レーザーは出ませんし、出しちゃいけませんってば。







  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 19:05Comments(0)カスタム

2013年05月25日

リポがポンポコリン



悲しいお知らせです。
僕の持っているLi-poバッテリーの半数が逝ってしまいました。


2つの2セル2000mAh。下が正常なもの、上は明らかに膨らんでいます。


底から見ると一目瞭然。触った感じも風船のようで、ガスが発生しているのがわかります。


さらにショックだったのは、実質的メインウェポンである(笑)スコーピオン用の
500mA/hのバッテリーもこんなんなっちゃったこと。
原因はどうも、充電器です。
愛用していたイーグルのチャージャーを知人に譲ってしまい
代わりに買った某有名ショップのオリジナル品でチャージしたものが
すべてポンポコリンに。(しかも程なくしてチャージャーも逝きました。)
がーん。
明日の御殿場SVGネットワーク定例はスナイパーライフルをメインに行こうと思ってたのに。
しかも僕のことだからどんどん前に行っちゃうから結局スコーピオンなのに。
これではマルコシアスバンプ、じゃなかった、丸腰同然です。

とりあえず、チャージャーとスコーピオンのグリップに入るバッテリーが必要ですいますぐ。
そんなとき頼りになるのは、地元の名店・サガミ堂。


オススメされたのがこのチャージャーSEKIDOのパーフェクト・ネオ。
完璧なうえに新しいなんて。しかも6千円強という低価格。
低価格のチャージャーには無い「ストレージモード充電」や「バランサー機能」
など、機能満載です。どうも満充電でのLi-poバッテリー放置は放電状態同様にヤバいらしいです。
こういうものはコダワっておかないと、最悪、家が燃えます。
思えば一昨年のお正月に買ってその日に逝った廉価チャージャーは、まだ修理から戻りません。
おそらく、息子の代になっても戻らないでしょう。結局、廉価なもの2台分より
こっちの方が安かったことになります。


スコーピオン用はコレ。ラジコン用の端子を加工しました。1460円だったかな。
容量は850mmA/hですから、ニッカド時代のミニバッテリーくらいあるってことか。


スコーピオンのグリップ内も加工しました。


すばらしい納まりっぷり。


それにつけてもマルイのスコーピオンって、グリップ内まで時計みたいな精密さ。


よい機会なので、グリップをアサヒペン・ストーン調スプレーでペイントしてみました。
結局、明日のメインウェポンはまたしてもコレになっちゃいそうな予感です。

さあ、ハンバーグも仕入れたし、また明日も「ブチ生かし」に行くぜ!

  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 22:06Comments(3)カスタム

2013年05月23日

チョイミリ、走る。


先日来、勝手に盛り上がりながらお伝えしているスズキの原付
「チョイノリ」のカスタムが走れる状態になったよ!


イメージしたのはクッシュマン。米軍の空挺バイクですね。


英軍にはこんなものも。


イメージとは大いに異なる仕上がり。
弾箱は結局こういう風に付けないとフタが開かないという・・・
レインコートやグローブがしまえるのでとっても便利。
ロケ地:Sagami Depot (在日アメリカ陸軍相模原総合補給廠)西ゲート前。


右上からの俯瞰図。メットインではなくメットアウトという新発想。
あとはシートとフェンダーをどうにかしたい。
シートはでっかい茶革でバネがボヨンボヨンの軍用ハーレーみたいなのが理想ですが
どう考えてもバイク本体の価格を上回るのでサッサと諦め、若干アンコ抜きして
側面にダミーの鋲か木ネジを打つ方向で考え中。
前後フェンダーはクッシュマンのように「曲げた鉄板」にしたいなあ。
鉄板の加工とボルトの溶接はYo!務員さんが
正確なオリーブドラブの調色はPaintExpertsのCoyoteさんが是非やりたいと
言ってくれるでしょう。でもね、たぶん、きっと。
「タミヤかグンゼのスプレーで塗っちゃえばいいじゃん」ですって?
そういうわけには行かないんです。
カマドの小林社長の受け売りですが、ホンモノのジャーマングレイで
1/35のティーガーとかキューベルワーゲンを塗ると「真っ黒」になります。
それは、カウンタックを正確に1/48に縮めると「なんか違う」ミニカーになるのに
似ています。人間の印象というものは、視点や角度、大きさや距離で
ずいぶんと変わるものなのです。深いでしょ?
僕が書くと全然軽いんですが。


右後方からの俯瞰図。
茶革のホルスターに入っているのはドライバーとかレンチとかなので
これで銀行に乗り付けても兵器です。もとい、平気です。


エアボーン仕様がモチーフだとどうか察してくれよ
・・・と主張するエンブレムはベルトバックルからの流用。
この大味さがたまらない。ここのみMade in USA.


チョイノリのミリタリー風味なので「チョイミリ」と命名。
言っときますが、被っているのはレッキとした原付認定ヘルメットです。

カッコ良くしようと思えば思うほどカッコ悪くなる・・彼の半生の縮図がここにある。
巡航速度35km/hというマイペースさも、空気を読むことや流れに乗ることに
違和感を感じている彼の生き様のようだ。
もう彼はバックミラーに映る白バイを怖れることは無い。
・・・と、精一杯まとめようとしていますが、遅いものはやっぱり遅い。

でもそれはそれで楽しいことなのです。
視点を変えると気づくことって、あるんですよ。


  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 12:00Comments(0)カスタム

2013年05月19日

魔改造ビフォアアフター


金曜日にちょっと取り掛かった「ヘルメットバイク」を組んでみました。


ベースはチョイノリ。
49cc、2馬力。おそらくジブリ版権とは関係ありません。
チャームポイントは遅さ。
原付自転車の法定速度30km/h前後をフェアに走るなら
最高にファンなバイク。しかも、ルールを守ればフリーダム。



フロントヴュー。
乗る者を選ぶ、いや乗るには勇気の要る個性的なルックス。
ウッドデッキはyo!務員さんのアイディアですが
家を建てたときの廃材とカインズホームの杭(くい)@70円で
適当にでっち上げたことは、軽く説教されると思います。

後ろにDREAM 50があるんだからそっち乗れよと言われそうですが
ちょっと今はスポーティーな気分でもなく
なおかつDREAMに乗ってるとは免許が何点あっても足りない。


リアヴュー。ミリタリーが分かってない感じの
変な緑色のフェンダーは下塗りですってば。
工具を入れるスペースが無いので革製ホルスターをあしらってみました。
弾箱は何かと便利そうですが、固定するかどうかは決めてません。

これで交通量の多い道路を走るのはいろいろと問題なので
時々停めては空や花の写真など撮れるような道を選んでは走っています。


  

Posted by おすみ@SAS相模原  at 23:00Comments(0)カスタム

2013年05月09日

ナイモノツクリスト

5月11日(土)~12日(日)
御殿場SVGネットワーク主催、SpringOperationに参加します。
GWは何かと忙しかったので、僕はここでハジケます。


最近は「面倒くさい」が楽しい。「面倒くさいわりに誰も気付かない」は気持ちよい。
無心に手を動かしていると、全く別のジャンルのアイディアが浮かんで来るのでさらに良い。
そんなわけで、僕の作業部屋にはココロミの痕跡が散らばっています。
「なんだヒマなんじゃん。」と思われそうですが、僕はどうも忙しい時に限って手作業を始めてしまうダメなクセがあるようです。

しばらく更新ができなかったので、おさらいも兼ねて晒します。


ドラグノフにPS0-1の図。古いライフルにありがちな左寄りスコープです。右利きのシューターなら狙いやすいレイアウト。


AK用のサイドマウントを取り付けた図。わかりやすいように白い鉛筆を置いてみました。
この状態でスコープを載せると右寄りになります。これはとっても狙いにくい。
スマートに見えるSVDは長いだけでなく、細身なのです。いわばAK用はオーバーサイズ。
ところがドラグノフ専用のスコープマウント、ってのはあまり見かけません。
有りそうで無い。これは手作業チャンスの到来。


AKサイドマウントのレール部分を外して、マウント本体の溝を左方向に削ることで,マウント位置を調整することにします。
ちょうどいい替わりのレールも見つかりました。金ノコで溝を掘り、後はヤスリをかけるだけのカンタンなお仕事です。
当然ネジ穴はズレるので、ドリルで穴をあけ、こんな時のためにと用意していたタッピングでネジを切ります。


白く見えるところが削ったところ。ヤスリがけは結構辛いのですが、ネジを切るってのは楽しい作業です。
ハマってしまうと「なんかネジで留めるもの無いかな・・・」と探してしまうほど。もはや変態の領域です。


ドラグノフ専用スコープマウント完成。なんという地味で達成感の無いカスタムなんでしょう。


5月4日撮影。一見PSO-1じゃないスコープを付けただけのSVDですが、ドラグノフ使いなら「あれ?」と思うはず。
スコープと銃身が左右において同軸。普通にしか見えないところが渋い・・・のかな。


御殿場でデビューしたものの、黒いBB弾で弾道が見えず、ホップ調整もできなかった「スミノフ消音狙撃銃」。
5/4のOPSでは「あ、VSSだ!・・・え?」と言われていましたが、ベースはS&TのSVDです。


単体写真では判りづらいのですが、実は30cm近く短縮しています。AK47よりちょっと長いくらい。


ヒントにさせてもらったのはKomaさんの89式ショーティー。


と、いうわけでご本人に構えてもらいました。ご指摘いただいた「サイレンサー兼バレルジャケットは被せただけ」状態は、イモネジ留めに改善しました。


7月からアニメ「ステラ女学院高等科C3部(しーきゅーぶ)」も始まることですし、女子に構えて欲しいなあ・・・と思ってたところにmi-oちゃん登場。なんかしっくりきています。

・・・と、ここまでは「地味」と「既出」でしたので


次回更新では珍銃要素満載のG&Gアーマメント・RK47改をご紹介します。
ベレー帽の2人のうち、右の小さい死んだ目をした人が持っている白っぽいヤツ。
こいつがなかなかおかしくて楽しいのです。

  


Posted by おすみ@SAS相模原  at 08:30Comments(0)カスタム

2013年04月16日

スミノフ狙撃銃③

そうだそうだ、忘れてました。
14日・御殿場SVGネットワーク定例会は、件の「スミノフ試製消音狙撃銃」のデビュー戦だったのです。


初めて陽の光を浴びたスミノフ。アルミ主体のS&Tベースということもあり、その軽さは触れた皆さんを驚かせていました。

しかし問題が・・・
・マガジンに80発フルで入れると最初の5〜6ショットが2発装弾になる。
 マガジンのスプリングテンションが「おいた」をするんです。
・エクセルバイオBB弾(黒)の弾道が見えないため、ホップ調整がほぼ出来なかった。


目分量のホップ調整のなか、いざ出陣。ちなみに初速は92m/s。いい感じです。

いざ、出陣。やはり軽さと短さはチカラなり。スナイパーライフルを携えての戦術とはひと味違う、しかし気分はスナイパー、という不思議で新鮮な感覚でした。
40発程度の装弾、しかも替えマグを間違えてリアルソード用を持ってきてしまったので現場チャージ(事実上不可能)しかないというハンデはありましたが。

正直、確認戦果はあげられませんでしたが、「明らかにスミさんに狙われているのだが、音も聞こえずキワドいところにパシパシ来てとても怖かった」
・・・という感想もあり、初陣としてはまあまあかな。

さっそく、互換性のある120発多連マガジンを香港に発注しました。


同時に、カラッキシ駄目なリアルソード・ドラグノフのチャンバー(上)の代替品として、S&T/CYMA製のチャンバー(下)も同時発注。
実は、リアルソード+S&Tのチャンバーは調子イイのですが、逆は給弾しないという
マガジンと同様の「逆互換性」なのです。どこまで商売上手・・・

と、いうわけで、スミソンとSVDの闘いはまだまだ続く。


    

Posted by おすみ@SAS相模原  at 22:47Comments(0)カスタム

2013年04月13日

アサヒペン


ちょっと風はありましたが、カラッとした塗装日和だった今日。
「塗装日和」なんて言う言い回しは聞いたことがありませんが
SAS-coreのCoyoteさんなら「It's f××in' good day for paintin' all !」
とか言うのかも知れません。

♪家庭塗料はアサヒペン♪・・・というCMのメロディがパブロフの犬
よろしく刷り込まれているのは昭和40年代生まれ以前なのかと思いますが
ちょっとしたアサヒペンブームが起こりつつあります。僕だけに。


つや消しブラックの上につや消しクリアをスプレーペイントしたのに
このどうしようもなく不気味なツヤ。ベークライト風とか逃げるか?
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。


と、いうわけで今回とりだしますのはアサヒペンの
「ストーン調スプレー・ブラック」。


成形ではなく、実際に製品を使用しての塗装と思われるキャップ。


残念な塗装に終っていたSVDショーティーのハンドガードに
軽く紙ヤスリをかけ、吹いた結果


こういうザラっとした立体的な仕上がりに。グリップ性もいい感じです。
「優しい紙ヤスリ」みたいな質感?わかりにくいと思いますが・・・


やっぱりハンドガードはテカテカよりザラッ、がミリタリーっぽい。


そしてこの色「マッドストーン」が、まんま最近の流行色
<FDE(フラットダークアース)>なのです。これはヤバい。

ちょっと(マイブームとして)アサヒペンがブレイクしそうな予感です。
  
タグ :カスタム


Posted by おすみ@SAS相模原  at 21:15Comments(0)カスタム