2013年05月23日
チョイミリ、走る。
先日来、勝手に盛り上がりながらお伝えしているスズキの原付
「チョイノリ」のカスタムが走れる状態になったよ!
イメージしたのはクッシュマン。米軍の空挺バイクですね。
英軍にはこんなものも。
イメージとは大いに異なる仕上がり。
弾箱は結局こういう風に付けないとフタが開かないという・・・
レインコートやグローブがしまえるのでとっても便利。
ロケ地:Sagami Depot (在日アメリカ陸軍相模原総合補給廠)西ゲート前。
右上からの俯瞰図。メットインではなくメットアウトという新発想。
あとはシートとフェンダーをどうにかしたい。
シートはでっかい茶革でバネがボヨンボヨンの軍用ハーレーみたいなのが理想ですが
どう考えてもバイク本体の価格を上回るのでサッサと諦め、若干アンコ抜きして
側面にダミーの鋲か木ネジを打つ方向で考え中。
前後フェンダーはクッシュマンのように「曲げた鉄板」にしたいなあ。
鉄板の加工とボルトの溶接はYo!務員さんが
正確なオリーブドラブの調色はPaintExpertsのCoyoteさんが是非やりたいと
言ってくれるでしょう。でもね、たぶん、きっと。
「タミヤかグンゼのスプレーで塗っちゃえばいいじゃん」ですって?
そういうわけには行かないんです。
カマドの小林社長の受け売りですが、ホンモノのジャーマングレイで
1/35のティーガーとかキューベルワーゲンを塗ると「真っ黒」になります。
それは、カウンタックを正確に1/48に縮めると「なんか違う」ミニカーになるのに
似ています。人間の印象というものは、視点や角度、大きさや距離で
ずいぶんと変わるものなのです。深いでしょ?
僕が書くと全然軽いんですが。
右後方からの俯瞰図。
茶革のホルスターに入っているのはドライバーとかレンチとかなので
これで銀行に乗り付けても兵器です。もとい、平気です。
エアボーン仕様がモチーフだとどうか察してくれよ
・・・と主張するエンブレムはベルトバックルからの流用。
この大味さがたまらない。ここのみMade in USA.
チョイノリのミリタリー風味なので「チョイミリ」と命名。
言っときますが、被っているのはレッキとした原付認定ヘルメットです。
カッコ良くしようと思えば思うほどカッコ悪くなる・・彼の半生の縮図がここにある。
巡航速度35km/hというマイペースさも、空気を読むことや流れに乗ることに
違和感を感じている彼の生き様のようだ。
もう彼はバックミラーに映る白バイを怖れることは無い。
・・・と、精一杯まとめようとしていますが、遅いものはやっぱり遅い。
でもそれはそれで楽しいことなのです。
視点を変えると気づくことって、あるんですよ。