2013年11月05日
100均ギリー
うーん、マンダム。
さて、昨日は近所にある多摩美術大学・八王子キャンパスに行ってまいりました。
直接の目当てはお気に入りのバンド<モーモールルギャバン>のステージだったんだけど、驚いたのは「オシャレでカワイイ女子」と「オシャレじゃないんだけどやっぱりカワイイ女子」の異様なまでの高パーセンテージ。
多摩美のキャンパスは広いので、橋本駅/多摩境駅側から歩いてアクセスすると正門が遠いのだ。そこで彼女たちは閉鎖されている通用門の高いフェンスを、まるで密入国でもするかのようによじ登り、越える。(そこは僕のサイクリングコースでもあるので、最初に見たときはビックリした。)
そこへもってきて先述のバンドの演奏。
ああ、26年ほど若返って美大生になりたい。2限の20世紀美術論に急ぐ僕を追い越してゆくテキスタイル専攻の女子。ヒラリとフェンスを乗り越えてハッとしたように振り返る。「あ。スミソン君、見たでしょ?」
そんな妄想をしながらラストの曲で会場と一体化して「パンティー!」を連呼する僕を、ふだんコブクロとか聴いている中3の息子はどう見ていたのかを、今は考えるのをやめよう。
・・・というハナシではなく、ステージが終わって家族と正門まで歩いていると、そこには非常に場違いながら、僕にとっては非常に見慣れたコスチュームの女子がいた。なんと、手作りのギリースーツを着たスナイパーだ。妻や息子たちが一緒だというのに女子大生ばかりの美大で写真を撮りまくる、といった度胸は持ち合わせていない。脳内映像だけ持って家に帰った。あ、パンティーじゃなくてね。
最近、100均でこんなモノを見かけませんか? 筒状になったフワフワの伸びるマフラー
小悪魔Agehaの表紙のようなグリッターなロゴが40代後半のオッサンを拒む。しかし僕はまったく意に介さない。
この筒状の物体のまん中へんに30cmくらいの切れ目を入れる。切れ目から両腕を通し、さらに頭に被るとこうなる。
夜中に何やってんだオレ・・・とか考えない方が良い。結果はどうあれ、やりきらなければ負けだ。
頭〜首〜肩のラインをボカすことが偽装の最重要ポイントだ。人間のシェイプが曖昧になる。人間であることを辞める必要は、まだ無い。
基本的に「目の粗い編み物」なので、そこにどこのご家庭にもある迷彩布やボロッキレを細く切って結んでゆく。
やはり筒型の伸びるスカーフを鼻までたくしあげてみた。ミノムシが激減しているといわれて久しいが、相模原には確かに棲息している。
ひとりぼっちの戦争。ドラグノフを構える。「肩だけギリー」なので、陸自迷彩ロンTの明るさが目立つが、フィールドでは考えよう。
とにかく、今夜はやりきった。部屋から一歩も出ずに。
今日わかったこと。・・・世界を敵に回すと、とにかく眠くなる。