2013年03月23日
ドラグノフ兄弟(第一部・完)
4回にも渡り同じASGを・・・というのはおそらく初めてだと思います。
まあ、そのくらいS&T電動ドラグノフが厄介だったのと、弄れば弄っただけ結果が出る素材、だったのかも知れません。
では、とりあえずの完成図をどうぞ。
我らがヒーロー、ハンニバル・レクター博士の部屋にも貼ってあったダ・ビンチの人体図が変態度を加速させている機関部。
ヴェルサのバイポッドを付けるかどうかはまだ決めていません。
(本来のSVDのバイポッドはフォアグリップ後方の機関部につきます。)
それにしても、ミリブロの記事でなければバーダー・マインホフ(RAF)かなんかのアジトと勘違いされそうです。
左に写っているのは米軍払い下げのクラークスビル社製のライティングデスク。
ELCANには手製のフラッシュキラーを付けてみました。ビニールテープの芯で作ったなんて恥ずかしくて書けない。
脳内設定的には「鹵獲されて秘密作戦に使用されるSVD」。
※イメージです。
最終的な仕様は
・基本的にはオリジナルパーツを磨いて使用。
・ピストン内にスプリングのヨレ防止ベアリング&ワッシャー追加
・バレルはPSG-1(東京マルイ)のノーマルバレル
・ホップパッキン&押しゴムはライラクスのソフトタイプ
・モーターはマルイの30000HS(ショート)
・シム調整はしっかり。
・・・という比較的カスタムパーツを使用しない設定にしました。
ただ、シリンダーヘッドは替えました。Oリングがあるとはいえ、前後とも欠けたピストンヘッドって・・・。
左はPSG-1のアルミピストン。PSG−1がカタログ落ちした今となってはレアパーツですが、これは今後のカスタムのためにストックしておきましょう。
前回問題となった給弾不良問題ですが、結局はリアルソードのものではなく、もともと付いていたものを補修して使用しました。
と、いうのも、「S&T(とCYMA)のSVはリアルソードのデッドコピーで、マガジン以外の部品はほとんど互換性がある」
というのは、どうも違うらしいのです。
一見同じように見えるRS(黒)とS&T(白)のタペットプレート。素材はRSのほうが硬く、マルイよりちょっと柔らかいくらい。
ショックだったのは、突き抜けるキングピンへの干渉を避ける溝がRS製には彫られていること。
長さ比較。S&T(白)のほうが長いのがおわかりでしょうか。
ノズル支持部。ノズル位置がかなり異なり、実際に組み付けたところ、動きませんでした。
ノズルの位置も、タペットプレートのストロークも違うとなると、両社のメカボックスには見かけはともかく、寸法にかなりの差がありそうです。
タペットプレートが「滑る」原因は、内部清掃によるクリアランスの増加だった、というのが僕の結論です。
「吊るし」状態のS&T製SVDの4枚の主要ギアには、それぞれ左右1枚ずつの厚めのシム、というかワッシャーが入っていました。オイル漬けならともかく、適正な潤滑環境では「スカスカ」になってしまい、各ギアが左右に暴れます。このままのセッティングですと、セクターギアのタペットプレートにかかるカム(突起)が1mm以下になってしまい、キングピンの干渉を受ければ確実に「飛び」ます。
そこで、本当に久しぶりに、ミリミリと本格的なシム調整をしました。プレート材質がほとんどPP(ポリプロピレン)的柔らかさ、と前回述べましたが、すなわち自己修復性があり、キチンと噛み合えばちゃんと動くようになりました。
やはり、中華AEGに洗浄/シム調整は必須です。
さて、グルーピングを計ります。あいかわらず7m、ホップは適正、エクセル0.2gを使用。
大まかにサイトを合わせて5発。
なかなかかな?
続けて5発ずつ。No.2(右側)の1発が惜しい・・・でも僕の想定するミッドレンジではまあ、まずはこんなところから調整スタートでしょう。なんたって、RS譲りで調整箇所が多いのです。
今回、S&T電動ドラグノフ(SVD)をアマチュアが調整してみての感想です。
・木工部20点。居残りしてやり直さなければ単位はあげられません。
・レシーバー/バレルはRS譲りで剛性が高いながら、アルミ合金多用で軽い。この点は○。
・メカボックス/ギアの素材は悪くないです。が、仕上げがアンマリです。
精密ヤスリと綿棒/爪楊枝/マツイ棒は必須。
・シム調整のぶっきらぼうぶりには驚愕。
・ネジがほとんど+ネジでナメ注意。特にメカボとレシーバーを結合する
「ポジネジ」は交換必須。ただし、長さには要注意。
・RSとのメカボ内部パーツ共有はかなり怪しい。
最近ニョキニョキと登場しているA&Kなどの電動ドラを弄っているユーザーの皆さんの激しいブチキレっぷりから察するに、S&T電動ドラは「ちゃんと根気よく詰めてあげれば」まあまあの素材だと思いました。当たり前ですが、東京マルイ製ドラグノフ(たのみこむミリタリー部門リクエスト第一位)が出ていたら、間違いなくそっちを買います。
しかし、それが無いという前提で気づいた鉄の法則があります。
「中華ドラグノフを買ったユーザーは、必ずRS製ドラグノフが欲しくなる」。
さあ、僕の場合はどうなんでしょう?現在ソウ状態という周りの観測も聞くしなあ。
あれ?ロシアではないけど北の方から「荷物が発送されました」というクロネコからの情報が・・・
まだまだ社会福祉公社の条件付けから解放されない義体・リコ(45歳♂)。
ドラグノフがある寝室ってどうなんだろう?
早くC3部(しーきゅーぶ)の話に触れたいのですが・・・
ただ、ひとつだけあらかじめ予言しておきましょう。
これから、マルイの電動SMG・VZ61スコーピオンが必ずキます。マルイから限定モデルが出るんじゃ、とさえ予想しています。
僕も今後のSVDゲーム投入に合わせて、スコーピオンも「オトナっぽく」見直し始めました。
(なんだよオトナっぽい電動ガンって・・・)
まあ、そのくらいS&T電動ドラグノフが厄介だったのと、弄れば弄っただけ結果が出る素材、だったのかも知れません。
では、とりあえずの完成図をどうぞ。
我らがヒーロー、ハンニバル・レクター博士の部屋にも貼ってあったダ・ビンチの人体図が変態度を加速させている機関部。
ヴェルサのバイポッドを付けるかどうかはまだ決めていません。
(本来のSVDのバイポッドはフォアグリップ後方の機関部につきます。)
それにしても、ミリブロの記事でなければバーダー・マインホフ(RAF)かなんかのアジトと勘違いされそうです。
左に写っているのは米軍払い下げのクラークスビル社製のライティングデスク。
ELCANには手製のフラッシュキラーを付けてみました。ビニールテープの芯で作ったなんて恥ずかしくて書けない。
脳内設定的には「鹵獲されて秘密作戦に使用されるSVD」。
※イメージです。
最終的な仕様は
・基本的にはオリジナルパーツを磨いて使用。
・ピストン内にスプリングのヨレ防止ベアリング&ワッシャー追加
・バレルはPSG-1(東京マルイ)のノーマルバレル
・ホップパッキン&押しゴムはライラクスのソフトタイプ
・モーターはマルイの30000HS(ショート)
・シム調整はしっかり。
・・・という比較的カスタムパーツを使用しない設定にしました。
ただ、シリンダーヘッドは替えました。Oリングがあるとはいえ、前後とも欠けたピストンヘッドって・・・。
左はPSG-1のアルミピストン。PSG−1がカタログ落ちした今となってはレアパーツですが、これは今後のカスタムのためにストックしておきましょう。
前回問題となった給弾不良問題ですが、結局はリアルソードのものではなく、もともと付いていたものを補修して使用しました。
と、いうのも、「S&T(とCYMA)のSVはリアルソードのデッドコピーで、マガジン以外の部品はほとんど互換性がある」
というのは、どうも違うらしいのです。
一見同じように見えるRS(黒)とS&T(白)のタペットプレート。素材はRSのほうが硬く、マルイよりちょっと柔らかいくらい。
ショックだったのは、突き抜けるキングピンへの干渉を避ける溝がRS製には彫られていること。
長さ比較。S&T(白)のほうが長いのがおわかりでしょうか。
ノズル支持部。ノズル位置がかなり異なり、実際に組み付けたところ、動きませんでした。
ノズルの位置も、タペットプレートのストロークも違うとなると、両社のメカボックスには見かけはともかく、寸法にかなりの差がありそうです。
タペットプレートが「滑る」原因は、内部清掃によるクリアランスの増加だった、というのが僕の結論です。
「吊るし」状態のS&T製SVDの4枚の主要ギアには、それぞれ左右1枚ずつの厚めのシム、というかワッシャーが入っていました。オイル漬けならともかく、適正な潤滑環境では「スカスカ」になってしまい、各ギアが左右に暴れます。このままのセッティングですと、セクターギアのタペットプレートにかかるカム(突起)が1mm以下になってしまい、キングピンの干渉を受ければ確実に「飛び」ます。
そこで、本当に久しぶりに、ミリミリと本格的なシム調整をしました。プレート材質がほとんどPP(ポリプロピレン)的柔らかさ、と前回述べましたが、すなわち自己修復性があり、キチンと噛み合えばちゃんと動くようになりました。
やはり、中華AEGに洗浄/シム調整は必須です。
さて、グルーピングを計ります。あいかわらず7m、ホップは適正、エクセル0.2gを使用。
大まかにサイトを合わせて5発。
なかなかかな?
続けて5発ずつ。No.2(右側)の1発が惜しい・・・でも僕の想定するミッドレンジではまあ、まずはこんなところから調整スタートでしょう。なんたって、RS譲りで調整箇所が多いのです。
今回、S&T電動ドラグノフ(SVD)をアマチュアが調整してみての感想です。
・木工部20点。居残りしてやり直さなければ単位はあげられません。
・レシーバー/バレルはRS譲りで剛性が高いながら、アルミ合金多用で軽い。この点は○。
・メカボックス/ギアの素材は悪くないです。が、仕上げがアンマリです。
精密ヤスリと綿棒/爪楊枝/マツイ棒は必須。
・シム調整のぶっきらぼうぶりには驚愕。
・ネジがほとんど+ネジでナメ注意。特にメカボとレシーバーを結合する
「ポジネジ」は交換必須。ただし、長さには要注意。
・RSとのメカボ内部パーツ共有はかなり怪しい。
最近ニョキニョキと登場しているA&Kなどの電動ドラを弄っているユーザーの皆さんの激しいブチキレっぷりから察するに、S&T電動ドラは「ちゃんと根気よく詰めてあげれば」まあまあの素材だと思いました。当たり前ですが、東京マルイ製ドラグノフ(たのみこむミリタリー部門リクエスト第一位)が出ていたら、間違いなくそっちを買います。
しかし、それが無いという前提で気づいた鉄の法則があります。
「中華ドラグノフを買ったユーザーは、必ずRS製ドラグノフが欲しくなる」。
さあ、僕の場合はどうなんでしょう?現在ソウ状態という周りの観測も聞くしなあ。
あれ?ロシアではないけど北の方から「荷物が発送されました」というクロネコからの情報が・・・
まだまだ社会福祉公社の条件付けから解放されない義体・リコ(45歳♂)。
ドラグノフがある寝室ってどうなんだろう?
早くC3部(しーきゅーぶ)の話に触れたいのですが・・・
ただ、ひとつだけあらかじめ予言しておきましょう。
これから、マルイの電動SMG・VZ61スコーピオンが必ずキます。マルイから限定モデルが出るんじゃ、とさえ予想しています。
僕も今後のSVDゲーム投入に合わせて、スコーピオンも「オトナっぽく」見直し始めました。
(なんだよオトナっぽい電動ガンって・・・)
我が家のクラアミ製ドラグノフもご多分にもれず、パーツ交換必須でしたが、それなりに使えるようにはなっています。
今度、フィールドでドラグノフ兄弟(&スコーピオン兄弟)をしましょう!
KOMAさんほどのガンスミスならともかく、僕はガンスミ「損」ですからもうドナー超過状態で、屋根裏でPSG-1関係のパーツを探しつつ「おいおい、タペットプレートやシリンダーがどんだけあるんだこの家は」状態でした。ですが、非マルイ系規格?に挑戦した今回は苦しく長い戦いでしたね。CA製はいかがですか?
ドラグノフス&スコーピオンズ、いいですねえ。
ただ、スコーピオンズはツインギターなので、もう3人メンバーが要りますね(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=sxdmw4tJJ1Y